針穴カメラ(くま35)
 
くま35  
古代手法のための大型ネガ作製を目指してという事で開始した針穴写真ですが。
面白い、思ったより簡単で奥が深いと感じ始めました。
これは、もっと広めねばと感じました。
 
シャランの6×9(120フィルム、ブロニー)で始め、粉石鹸箱での4×5を作製してきました。
自分はスチールフィルムの現像は全て自分で行なうので苦労は感じていませんが、120や4×5の
現像は時間がかかるとか高いという声を聞きます。
35mmも作ってみようと例によって適当な箱がないか探していました。
 
そんな中、鈴木商店(シャランが製造)のくま35を拝見しました。(東急ハンズ)
存在は良く知っておりましたが実物をジックリ拝見して「買って」と言われている感じ、可愛さ
に購入してしまいました。
袋(ポーチ)おためしフィルム付きで1780円、本体のみで980円で販売されておりました。
この価格なら、あれだ、これだと小物を探す交通費で買えてしまいます。 
完全自作にこだわるなら別ですが安さと完成度の高さ、可愛らしさからおすすめです。
ピンホールが本当の穴でないのが少々残念ではあります。(印刷?)
 
くま35組み立て前
組み立て前のくま35です。
組み立てには、他に用意する物はありませんがカッターナイフを用意して切った方が良いです。
両面テープと黒テープが付属しており貼りつけるだけで完成します。
作製時間ですが、記載されている時間は考え無い方がよいでしょう。
じっくり時間をかけて作って下さい、作るのも楽しいですから。
 
付属されていたフィルム(コダック社400)を使い、自宅窓からテストしてみました。
思ったより明るい感じ、多くのコマはオーバー気味、写りは良いと感じました。 
次に近くの公園にてフジのF64D(ネガ)を詰め遊具等を撮影しました。
(残念ながら、発色現像主薬CD3が足りず現像液が処方出来ずまだ現像出来てません。) 
 
 
葛西臨海公園

自分は、カメラのテストに葛西臨海公園を良く使います。
ダイソーかめらくん(100円カメラ)、シャラン6×9の時もここでした。
比較的すいていて、海はあるは、川はあるは、草原的な所もディズニーリゾートも遠めに見えます
そうそう、観覧車もあります。
まあ、今回の写真にはそれを写したものありませんが、、、、。
 
さて、それでは「くま35」で撮った写真を 
今回は、風が強く木も草を揺れ動いており中々大変でした。
 
森?森?    
いつもタンポポを撮るのですが種も飛んでいってしまってます。
シャラン6×9の時もそうでしたが、このようにゴチャゴチャしたものは良く写っているように感じます。
 
砂だんご砂だんご   
どろだんご では無く すなだんごです。
どなたかが作ったのを撮らせて頂きました、この写真なんかがピンホールの特性を生かした例になると思います。
ピントの感覚な無い、多ボケて写るなどなど、わかるかなぁ。
 
いすいす   
今回はモデルさんを呼べませんでした。
 
こいのぼり2こいのぼり2   
 
こいのぼり1こいのぼり1   
撮影日は、平成19年5月4日 子どもの日の前日です。
元気にこいのぼりが泳いでおりました。
どうしてもスローシャッターになってしまうピンホールです。
 
おまけ 東京消防庁東京消防庁   
いつもは比較的すいている葛西臨海公園ですが大型連休中につき相当混んでました。
有事に備えて関係車両が待機しておりました。
なお、葛西臨海であって火災臨界ではありません、ブラックス過ぎますので間違えないようにお願いします。
 
撮影データ:フジカラーSUPERIA100 1秒から3秒程度 現像 FC1ベース増感処方 2倍程度 
 
もどる
 

たけぴょん