デジタルネガ デジタルポジ
 
 
サイアノ等の古代手法を行うには基本的には写真と同じサイズのネガがポジを必要とします。
この原版を作る方法としてスキャナ等を使用し透明なシートに印刷する方法があります。
自分は、この方法は一つの方法ではあるが少々、、感じていました。
デジタルカメラからの原稿をサイアノタイプ等で作ろうとするとどうしてもこの方法が必要です。
そんな感じでこの方法の実験も始めています。
 
最近、この方法を実践している人から質問を受けます。
OHPシートに印刷しているのだがうまく印刷出来ない。
インクジェットプリンターだとOHPシートがインクを吸わない。
など、うまく行かないとか、プリンター用のOHPシート自体が手に入り難いという話も聞きます。
 
レーザープリンタならともかくインクジェットプリンタでのOHPシートへの印刷はなかなか大変でしょう。 (インクジェット用のOHPシートを使うのですが結果としてあまりうまくいきません。)  
実は、この用途に適したシートがあるのです。 
サンハヤトの「インクジェットフィルム」(感光基盤のアートワーク用)です。 
このシートは電子機器の配線用のプリント基板を作る時に使うものなのですが 感光液が塗られてたプリント基板にフィルムを重ね光をあて感光し現像後エッチングするというものです。 
サイアノの焼付けと同じようなのものです。 
 
自分は写真以外にも電子機器の作成も多く行っておりプリント基板も多く作成しています。 
迷う事なくこのシートを使い良い結果が出ています。 
ただし、プリンタの種類、ハーフトーンの出方など検証はマダマダです。 

サンハヤトの「インクジェットフィルム」 拡大
 
多くの方が使用されている「ピクトリオ」と同じような製品です。 (自分的にはピクトリオの小分けではないかとも感じています。) ロールではなく、3枚から販売されているので手軽に実験できます。  
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